加点方式と減点方式の私 2つの基準を使い分ける方法

恋愛においては加点方式を採用すべき、と言う恋愛指南を、近ごろよく耳にします。

そもそも…昔の日本の女性は、異性に対して「加点方式」だったと思うのですが、バブル時代を通して「減点方式」傾向がどんどん強くなっていったようです。

今でもその名残はありますが…長引く不況の中で、減点方式に耐えられるような高収入で自信たっぷりの男性が少なくなってしまったのも事実。そして恋愛が始まらないという現象が続き、

減点方式では恋が始まらない

という図式が広く知れ渡ったようですね。

 

「恋愛は加点方式で」というのは、少し正しく、少し間違っていると、私は考えます。

 

加点と減点は、切り替えて運用するのが一番だと思うのです。ではどんな時に加点方式を採用し、どんな時に減点方式を採用すべきでなのでしょうか。

加点方式を採用すべき時

出会いのシーンで

加点方式を採用すべき時は、恋愛が生じる手前、出会いのシーンにおいてです。

出会う人に対して基本的に好意的なスタンスを保つことによって、有望株がその魅力を発揮する前に選考からふるい落としてしまう、というリスクを回避することができます。

誰しも、自分を好意的に、よりよい方に見てくれる人と仲良くしたいと思うものです。

両想いになるまでの過程で

中には、失恋を恐れるあまり減点方式をとってしまう人が、一定数います。

誰かを好きになりかけた時に、「いずれまた失恋してしまうだろう」という心理が裏で働き、相手を減点方式で見ることで失恋の痛手を軽減しようとするのです。

ですがこれはやってしまった時点で、失恋への王手確定です。人間は自分を見る相手の「でもダメなところもあるんだよな…」と推し量る、純粋でない目に敏感なもの。

あくまで相手の心を落とすまでは勇気をもって加点方式を維持してください。

結婚後

1度結婚すると、その後はもうどうあってもつきあいを続けていくしかありません。

良好な結婚生活を維持するには、とにかく相手のマイナス点には目をつぶり、良いところにフォーカスする並みならぬ努力が必要です。

減点方式を採用すべき時

ここまで、恋愛のほとんどの過程で加点方式が有利となっています。では減点方式を採用すべきタイミングはあるのでしょうか?

交際3ヶ月目から

減点方式は、実際に相手のハートをゲットして、お付き合いが始まった時に必要になってきます。

さすがに交際を始めてすぐに減点方式で相手を見るというのは酷ですから、だいたい3ヶ月ほど経過したころから意識して減点方式に切り替えましょう。

減点方式が必要な理由

つきあいがある程度の期間になると結婚が視野に入ってくるわけですから、現実を見据える必要があります。

「この人はこんな面もあるんだな…それでも自分は愛し続けられるだろうか」

結婚生活になると、交際期間とはうってかわって、いっきに現実が押し寄せてきます。その時初めて相手の悪い面に気付いて「愛せない」と思うのでは遅いのです。

 

また、恋愛に浮かれているときは、自然にしていると加点傾向が強くなってしまい、害悪となる様々なハラスメントが気にならなくなってしまいがちです。

暴言を吐かれても殴られても「でもあの人にはこういう意図が」「あの人にはこんないい面が」と相手のために言い訳してしまうのは、加点方式が強くなりすぎた証拠。

自分にとって完全に害となる相手が見分けられなくなるのが交際期間の特徴ですから、この時はしっかりとした意志を持って減点方式を採用してください。

不況の時は加点方式を

実は、もっと大まかに加点方式と減点方式を切り替えるべきタイミングがあります。

不況の時やあなたの調子がよくない時は加点を強め、世の中が好景気であなたも絶好調の時は少し減点を強める、というのが上手なバランスのとり方です。

例えばあなたがある企業の採用担当だったとしましょう。

そこに超有望な人材が選びきれないほど集まり、どうにかして1人に絞らないといけない、そういう時はどうにかして欠点を探し、1人に絞る、といいうことをすると思います。

逆に零細企業で応募者が数人しかいない時は、それぞれの特技に注視して、自分の会社でそれをどういかせるか、ということを考えると思います。

また、あなたがもし何百という宝石の中から1番よいものを1つ選ぶとしたら、それぞれについている小さな傷やフローをよくチェックすることでしょう。
でも3つ、4つの中から選ぶ場合は、それぞれの美しさに注目して選ぶことでしょう。

少し世の中が暗いと思われる今のご時世、加点方式の人には救われるものです。でも加点方式は決定的な悪を見落とすリスクも伴います。

自分の身を守りながらもポジティブに恋愛ができるよう、減点と加点はハッキリと意識しながら切り替えられるのが一番です。